


この記事を読んでほしい人
- 就活に行き詰っている人
- 就活をもうやりたくない人
- 就職以外の道に進みたい人
この記事の内容
▷不安の原因は人それぞれ
▷就活以外の進路の選択肢のメリット・デメリット
▷就職は人生の選択肢の一つ
▷自分が就職する理由を考えるのも自己分析の一つ
もくじ
不安の原因
悩みの種は違えど、就活生は常に何かしらの悩みをもっています。
では、具体的に就活生は就活の何が"つらい"と感じているのでしょうか。
終わりが見えない
これは就活生のほぼ全員が感じていることではないでしょうか。
人間は終点が明確になっているかそうでないかで感じるストレスの大きさがまるで変わります。
その点において、就活は受験やテストとは違い、いつから始まりいつ終わるのかが決まっていません。
そう、就活の長さは人それぞれなのです。
だからこそ、終わりの見えない旅に疲れ切ってしまうのも仕方ありません。
内定がもらえるか心配
これもほぼすべての就活生が感じている不安です。
就活には、受験の「点数」や「偏差値」のような自分の実力を客観的に示してくれる指標がありません。
ですので、自分の「現在地」が分からず、志望企業の内定を獲得する足りない部分が分からないのです。
だからこそ、内定を貰うために何をどうしたらいいか分からなくなるのは当然なのではないでしょうか。
選考が通らない
受ける企業からことごとく不合格通知が来てしまう・・・
そんな不採用の連続すると、なんだか自分を否定されているようで自信がなくなってしまいます。
そんな中でモチベーションを保つのは至難の業ですよね。
そして何より、就活は受験と違って採点されてFBがもらえることはほとんどありません。
なので、自分の何がいけないのか、分からなくなってしまうんですよね。
周りが内定を貰い始めた
正直これが一番つらいのではないでしょうか。
同じ時期に始めた友達が内定を貰ったり、自分より後に就活を始めた人が自分より先に就活を終えたりすると、めちゃめちゃ焦りますよね。
人間はどうしたって周りと比べてしまう生き物です。
周りと自分を比べて劣等感にさいなまれてしまうなんてこともあると思います。
自己分析がうまくいかない・行きたい企業や就きたい職業がない
自分の長所や短所が分からない
志望業界や企業選びの軸が定まらない
などなど、自分で自分が分からなくなるのは、就活あるあるです。
そんな中で面接に臨み、ぐいぐい詰められて自信喪失。そして更に自分が分からなくなってしまう・・・
これでは、就活から少し離れてみたくなるのも無理ありません。
就職以外の生き方とそのメリット・デメリット
フリーター
フリーターとは、定職に就かずにアルバイトなどで生計を立てている人のことを意味します。
1980年代、ある求人雑誌が定職に就かない若者をフリーアルバイターと名付けたことから、フリーターという言葉が定着したといわれています。
使われ始めたバブルのころは、「夢や自由のために、定職に就かないことを選んだ人」という意味合いが強かったようです。
また、「フリーターは、フリーランス・アルバイターの略である」という説もあります。
内閣府は、学生や主婦を除く若年者のうち、パート・アルバイトで働いている人や、パート・アルバイトで働く意志のある無職の人をフリーターと定義。若年者とは、「15歳から34歳の年齢の人」としています。
内閣府の定義では、無職であっても、パート・アルバイトで働く意志のある若年者はフリーターに含まれるのが特徴です。
フリーターのメリットは、時間に縛られず好きな時に働いて好きな時に休めるという点です。
限りある時間を自分のためだけに使えるのは魅力的ですよね。
一方でメリットは、収入が安定しないという点です。そして給与水準も定職に比べて低く、決して贅沢な暮らしができるわけではありません。
時間の自由を大切にしたい人はフリーターの道もアリではないでしょうか。
フリーランス
フリーランスとは、会社や団体に所属せず、仕事によって自由に契約する人のことを指します。
フリーランスとは、会社や団体などに所属せず、仕事に応じて自由に契約する人のことです。おもにライターやカメラマン、デザイナー、プログラマーなどの職種において、個人で仕事をしている人のことを指すことが多く、自分の才覚などで仕事をしている人といえるでしょう。中世ヨーロッパで、契約により有力者に仕えた騎士をフリーランス(当時の武器は槍=lanceでした)と呼んだことからきているという説もあります。
フリーランスのメリットは、仕事の量や種類を選べることです。
「今月は旅行に行くから少し減らしたいな。」
「この種類の仕事は好きじゃないから受けないでおこう。」
といった具合に調整できるのは魅力的ですよね。
一方でデメリットは、税金の申請が面倒である、カードローンや不動産契約がし辛いという点です。
個人として事業を行っている以上、その事業の損失や万が一の時の責任を全て負わなければなりません。
なので、定職に就いている人よりどうしても社会的クレジットがどうしても低くなってしまいます。
起業
起業とは、自身でビジネスを始め会社を設立することを指します。
起業とは、文字通りに解釈すると、「業を起こす」こととなります。
「業を起こす」「起こす」というのは言葉の通りですので、大事なのは「業」という言葉をどう定義するかによって、「起業」という言葉が示す状態が変わってきます。ここでは、二つの定義を取り上げます。
「業」を「事業」と置いた場合、起業とは、事業を起こすこととなります。
「業」を「企業」と置いた場合、起業とは、会社を起こすこととなります。
起業のメリットは、成功した時にとにかく経済的リターンが大きいという点。
起業するということは、『社長』になるということですから、成功した時の収入は非常に高水準になります。
一方デメリットは、常に精神的ストレスがかかり、失敗した時のリスクも計り知れないという点です。
社長とは会社を運営するリーダーですから、その仕事は常に決断の連続。そしてその決断一つ一つが、会社の業績や従業員の生活に直結します。
つまり、24時間365日気が抜けないのです。
更に、起業するためには融資が必要となり、企業が失敗した時はその債務を負うことになります。
これも結構怖いですよね。
確かに起業で成功すれば大きな夢を掴むことができます。
しかし、その夢の大きさと同じかそれ以上にリスクを負っていることも十分頭に入れてお行きましょう。
公務員
公務員とは、国民の生活環境を整える仕事に携わる人たちを指します。
公務員には国家公務員と地方公務員があり、国民や住民がより快適に生活できる環境を整えるのが公務員の仕事です。
国家公務員は国の政策企画・立案、法の制定・改正、予算編成、各種審議会の運営などに携わり、国の舵取り役として活躍します。
地方公務員は住民の声が届きやすいところで地域の実情に適した行政サービスを実施でき、自分の仕事の成果が分かりやすく、いろいろな分野での仕事ができます。
公務員のメリットは何といってもその安定感。
国の運営や国民の生活に直接かかわる仕事ですから、日本という国と日本国民がいる限り仕事がなくなることはありません。
なので、安定感は抜群です。
しかし、その安定感の裏返しでもありますが、大きな変化や刺激は少ないのがデメリットでもあります。
若くしてガンガン出世する・新しいサービスを提案するといったアグレッシブな働き方がしやすいわけではないので、バリバリ働きたいと思っている人には不向きかもしれません。
就職しないのは悪ではない
就職とは人生の選択のうちの一つです。
学生だからと言って、必ずどこかの企業に入らなければならないというルールはどこにもありません。
更に、現在はSNSの普及やIT・グローバル化が進み、誰かに頼らずとも、どこかに所属しなくとも自分の考えを発信し、理想の働き方を実現しやすくなったのも事実です。
例えば一昔前まで存在していなかった『Youtuber』という職業。
現在では、小学生がなりたい職業で第2位だそうです。
それほどに職業というものは多様化し、自己表現がしやすい世の中なのです。
是非皆さんも、就職にとらわれず広い視野で自分の人生を考えてみてください。
そして就活をする人は、『自分が就職する理由』について考えてみてください。
きっと自己分析の一助になるはずです。
みなさんが理想の働き方を実現できるよう応援しています!