就職活動は、長い人生の中でも大きな分岐点なり得る重要な時期です。
元号が平成から令和に代わり、働き方改革が進む中で、学生の就職活動も大きな変化を遂げようとしています。
人気ランキングの変化
文系 | ||
2019年(令和元年) | 1989年(平成元年) | |
1位 | JTBグループ | 三井物産 |
2位 | 全日本空輸(ANA) | 三菱商事 |
3位 | 東京海上日動火災保険 | JTB日本交通公社 |
4位 | ソニー | JR東海 |
5位 | 日本航空(JAL) | NTT日本電信電話 |
6位 | 味の素 | 伊藤忠商事 |
7位 | 伊藤忠商事 | 電通/住友銀行 |
8位 | コナミグループ | |
9位 | ソニーミュージックグループ | 全日本空輸/第一勧業銀行 |
10位 | アサヒビール |
理系 | ||
2019年(令和元年) | 1989年(平成元年) | |
1位 | ソニー | 日本電気 |
2位 | 味の素 | ソニー |
3位 | 明治グループ | 富士通 |
4位 | カゴメ | NTT日本電信電話 |
5位 | 富士通 | 日本アイ・ビー・エム |
6位 | トヨタ自動車 | 松下電器産業 |
7位 | サントリーグループ | 日立製作所 |
8位 | アサヒビール | 三菱電機 |
9位 | 森永乳業 | 東芝 |
10位 | オムロン | 鹿島建設 |
一方で、就活に関する情報が溢れ、様々な方法がとられる中で
という方もいるのではないのでしょうか。
そこで、いかにして情報を集め就職活動を戦い抜くのか、そのノウハウや就職活動の裏側を、
現役大学4年生の僕が最新の情報と自身の経験をもとに徹底的に解説していきたいと思います。
敢えて断言しますが、
このサイトで紹介する就活のノウハウをしっかりと実践すれば、
最低でも5社以上からの内定を貰うことができます。
なぜなら僕が大手企業から5社の内定をゲットしたから。
就職活動で一番大事なことは?
就活必勝法をお伝えする前にまず、就活をする上で最も重要なポイントをお伝えします。それは、
就職活動=マッチング
という意識を持つことです。
恋愛などでよく用いられるこのマッチングという表現。
通常は男女がお互いに好意を寄せ合い結ばれる際に使われる言葉ですが、
実はそのまま就活にも当てはめられちゃうんです。
上の図から分かるように、
A:自己PR ― C:事業・理念
B:志望動機(=会社選びの軸) ― D:理想の人材像
がそれぞれ一致すると、学生と企業がマッチし『内定』に繋がります。
一見当然のように見えるこの構図、実は意外と大事だったりするんです。
ほとんどの就活生は志望動機ばかり考えて自分の性格や得意分野に対する理解が足りなかったり、
企業の理想の人材像を明確化出来てなかったり・・
つまり、往々にしてB-Cの一致のみに終始してしまっているんです。
でも、これじゃダメ。
企業目線になれば分かりやすいです。
考えてみれば当たり前の話で、いくら自分の会社に入りたいと言われても、
あまり採りたくないタイプの学生だったら採用しませんよね。
つまり就職活動とは、
自分の好みや特性・企業の欲しい人材や特徴をしっかりと理解し、それらを結び付けていく作業
なのです。
そして特に力を入れるべきは、自分に対する理解(自己分析)。
なぜなら、企業が欲しい人材はほとんどどの企業も変わらないから。
このように、就活はマッチングの概念を用いて構造的に進めることができます。
これこそが僕が提唱する
『就活マッチング理論』
はっきり言って、本選考で取り組むエントリーシートやグループディスカッション、インターンシップ、面接などはこの意識をどれだけ持てているかで決まるといっても過言ではありません。
面接やインターンシップに臨む際は是非、これを意識して取り組んでみてください。
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就職活動はいつから始めるべき??
大学3年生の秋ごろになると、ちらほらこんな会話が聞こえてきます。
僕自身、周りを見てなんとなく夏インターンシップにエントリーして、なんとなく就活を始めていました。
本選考に限っては、2020年卒業の学生までは経団連が定めていた「3月エントリー6月解禁」が一般的で、2月あたりから志望業界や志望企業を絞り始め、3月に一斉エントリーするというのが就活の風物詩にもなっていました。いわゆる『クリック戦争』というやつですね。
しかし、株式会社リクルートキャリアの調査によると、2020卒学生の2019年4月1日時点での内定取得率は22.2%という結果になり、4年生になりたての就活生の5人に1人は就職先が決まっているという現状が明らかになりました。
4月1日時点、大学生(大学院生除く)の就職内定率は22.2%(+1.7ポイント)。インターンシップ経験有無別にみるとインターンシップ経験者(以下経験者 )は 27.3% 。一方で 、インターンシップ未経験者 (以下未経験者 )では13.7%となっています。※すべて速報値 、( )内数値は前年同月差以下の表は3月末までの各活動実施率を経験者と未経験者別に見たものです。これを見ると経験者は「エントリーシートの提出」「適性検査の受検」インターンシップ経験者と未経験者で就職活動段階に違いがなどの選考参加に関する活動が、未経験者と比べて高くなっています。このことから経験者・未経験者で就職活動の段階に違いがあり、現在の就職内定率の差につながっていると考えられます。なお、「就職白書2019」で聴取した2019年卒学生の最終的な就職内定率は、経験者は85.7%、未経験者は82.6%でほぼ同水準でした。
しかし、21卒以降は就活のルールが撤廃され、通年採用が主流になっていきます。
だからこそ、早めに備え、行動に移すことが大事になってきます。
結論から言うと、
大学3年生の5月
です。
企業によって、インターンシップで内定を出したり企業や本選考が秋に始まったり、
選考のスタートはバラバラで統一されていません。
更に、前述の通りこれまでの就活ルールがなくなり通年採用が一般的になってきます。
しかし、企業が行う就活イベントの内、一番最初の選考につながるもの(説明会や座談会など)は夏インターンシップです。
そして、その夏インターンシップの選考が始まるのが、6月中旬ごろからなのです。
※勿論、企業によっては夏インターンシップを開催しなかったり、そこから内定を出さないこともあります。
本選考・インターンシップ選考に関わらず、選考に対策0で挑むのは自殺行為です。
しっかりと準備をし、万全の態勢で臨まなければ、受かりません。
そしてその準備には、およそ1カ月程度はかかります。
なので、夏インターンシップの選考が始まる1カ月前の5月なのです。
じゃあ、その準備とは何か?次の項目で細かく説明していきます。
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就活っていつから始めればいい?学年別にやるべきことを解説します。
この記事を読んでほしい人 就活を始める時期が分からない大学3年生 就活を意識し始めた大学1・2年生 就活の始め方が分からない人 この記事の内容 大学3年生は5月までに始めよう 大学3年生の春から就活を ...
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就職活動でまず初めにやるべきことは?
あなたは大学3年生。5月に入り就職活動に対する意識も徐々に高まってきました。
しかし、何から始めたらいいか分からない・・・
そんなあなたに向けて、就活でまず初めにやるべき5つのことをご紹介します。
1.アプリをダウンロードする
就活を始めたらまず、各種アプリをダウンロードしましょう。
一昔前までは先輩にきいたり就活情報誌を読んだりしながら情報収集をしていましたが、時代は令和。
インターネットを通じて時間や場所を問わずに情報を集めることができます。
①マイナビ
就活情報アプリの王道ともいうべきこのアプリは、情報量も多く説明会の申し込みや選考会エントリーもできるので非常におすすめです。
また、『マイナビ』以外にも企業の情報収集や選考対策ができるアプリをまとめているので、こちらもご覧ください。
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【就活情報アプリ徹底比較】|人気の就活情報アプリをすべて使って分かったこと
就活は情報戦です。 企業や選考の情報をいかに多く集めるかが、志望度の高い企業の内定をもらうカギといっても過言ではありません。 一昔前までは先輩に聞いたり就活情報誌を買って読み漁るという方 ...
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②Googleマップ
就活で選考会場や企業の本社に行くときは、『Googleマップ』が便利です。
このアプリを使えば、選考会場へのアクセスはもちろん、
電話番号や乗換案内もできるほか、よく行くスポットにピンを指してマーキングをすることも可能です。
③Googleカレンダー
就活では様々なイベントや選考に参加することになり、分単位での行動を強いられることになります。
そんな過密スケジュールを管理してくれるのが『Googleカレンダー』。
このアプリでは予定をカテゴリー別に色分けでき、視覚的に分かりやすいカレンダーを作ることができます。
更に、予定の詳細欄にGoogleマップを紐づければ、場所まで一括で管理することができるのでめちゃめちゃ便利です。
④電源カフェ
就活における出費の二大巨頭の一角を担う「カフェ」。
ESを書く、友達とWebテストを解く、面接前に時間をつぶす、など利用用途は様々ですが、何かとすぐカフェに来ます。
そんな時に便利なのがこの『電源カフェ』。
このアプリでは、最寄りのWifiやコンセントが完備されているカフェを調べることができます。
日常生活でも非常に便利なのでぜひ使ってみてください。
⑤PrintSmash
就活あるあるの一つに、「参加表を印刷し忘れる」というミスがあります。
そんなおっちょこちょいなあなたにはこの『PrintSmash』が」おススメ。
このアプリを使えば、最寄りのコンビニで参加票やエントリーシートをスムーズに印刷することができます。
※セブンイレブンは別のアプリなので気をつけてください。
⑥文字数メモ
就活あるある2つ目は、「エントリーシート、スマホで書きがち」。
多忙な就活生は時としてスマホでESを書かなければならない事態に見舞われます。
そんな時に便利なのがこの『文字数メモ』。
このアプリでESを書くと、文字数が表示されます。
エントリーシートは基本的に文字数制限があるので、スマホで書くときには必須のアプリです。
便利アプリをダウンロードして、効率的に就活を進めていこう!
2.就活用メールアドレスを作成する
就活では様々なサイトやサービスに登録するほか、
企業にエントリーする際にはマイページも作成します。
そのほかにも、OB訪問で先輩とやり取りをするなど、
様々なシーンで登場するのが、メールアドレス。
私用のメールアドレスでやってしまうと、
大量のメールを一つの受信フォルダで管理することになり、非常に煩わしくなってしまいます。
なので、就活を始めたら就活用のメールアドレスを作成しましょう。
おすすめは、大学のメールアドレス。
なぜおススメかというと、ドメインが大学名になっているので企業の人がメールアドレスを見たときに一発でどこの大学か判別できるんです。
大学のメールアドレスが使えない方は、Gmailがいいでしょう。
Gmailの場合、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシート、Googleドライブ、Googleカレンダーなど、
就活をする上で必要なアプリを同じアカウントで登録でき、親和性が非常に高いです。
更に、就活サイトなどはGoogleアカウントで簡単に登録することができるので、
その点も加味してGmailをおススメします。
欲を言えば、
就活サイトや就活アプリを登録するときに使うメールアドレスと、
企業のマイページを作成したりOB訪問の調整で使うメールアドレスは別のものを使うといいでしょう。
就活サイトや就活アプリからは、毎日大量のメルマガが送られてきます。
そのメールで企業からの大事な連絡や先輩との重要なやり取りが埋まってしまって、
「返信し忘れていた・・・」なんて事態にもなりかねません。
そうしたアクシデントを未然に防ぐためにも、メールアドレスは2つ用意するといいと思います。
就活用のメールアドレスを作ることで、メール管理が楽チンに!
3.リクルートスーツを買う
最近では、私服で面接を受けられたりスーツの指定がない企業も増えてきていますが、
大半はまだリクルートスーツの着用を要求されます。
また、例え指定がなくとも、
面接などではリクルートスーツを着用していくことは暗黙の了解になっています。
やはり、まだまだリクルートスーツは就活必需品と言えるでしょう。
基本的には大型紳士服店で購入することが多いですが、
最近ではリクルートスーツのレンタルサービスなども展開されているらしく、安く揃えることもできます。
またリクルートスーツ以外にも、鞄や革靴、コート、時計、PCなど一式揃えるにはそれなりのお金と時間が必要です。
計画的に買い揃えましょう。
リクルートスーツを買って、早めに身支度を整えよう!
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4.合同説明会に参加する
必要なものを買い揃え、自分の中で何となく興味のある業界や尽きたい職業を明確にしたら、
合同説明会に参加しましょう。
説明会の予約などは、
マイナビやリクナビなどのアプリ、就活情報サイト、大学のキャリアセンターなどで申し込むことができます。
始めはなるべく友達と行くことをお勧めします。
それは、一人では限られた時間の中ですべての企業を網羅することは難しいからです。
せっかく沢山の企業が一堂に会する合同説明会なのだから、なるべく多くの企業の情報を集めなきゃ損ですよね。
ほかにも初めての就活イベントで勝手が分からず戸惑ってしまうなんてこともあります。
なので、最初は友達数人と参加しましょう。
そしてもう一つ注意したい点が、
「基本的に合同説明会ではネットで調べて出てくるような情報しか入手できない」という点です。
合同説明会は、企業がブースごとに分かれていて、1ターム40分×8ターム程度のペースで開催しています。
つまり、説明する時間は40分しかないんです。
その中で、ネットで調べても出てこないようなレアな情報や特別選考情報などまで説明するのは、ほぼ不可能です。
なので、企業のホームページや情報サイトで出てくるレベルの情報しか入手できません。
では、なぜ参加するのか?理由は以下の2つです。
- 就職活動の雰囲気を体感する
- 一度に複数の会社説明パンフレットをゲットする
特に1番が大切です。まさに百聞は一見に如かずといったところでしょうか。。
就活とはいかなるものか、同期はどうしているのか。
これこそ、ネットで調べても出てこない情報です。
これらを知るために合同説明会に行くのです。
合同説明会に行って、就活の雰囲気を味わおう!
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それではここで、就活を始める前にやるべきことをおさらいしておきます。
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業界分析・企業分析をしよう
就活の準備が整ったら、いよいよ本格的に企業の志望業界・職種・企業を絞り、選考情報を集めていきます。
その為の第一歩となるのが業界分析・企業分析です。ここでは、その手法を紹介していきます。
①会社説明会
新卒採用を実施している企業は必ず『会社説明会』というものを複数回開催します。
これとよく間違われるのが、『合同説明会』。同じ説明会ですが、目的や規模は全く違います。
合同説明会と会社説明会
『合同説明会』は、複数の会社が一堂に会し、短時間同じ説明を何タームか行います。参加企業は多いもので30社に上り、参加学生も大規模なものだと1000人を超えるものもあります。主催はリクナビやマイナビなど就活情報サービスを運営している会社が多いです。
一方『会社説明会』は、新卒採用を行っている会社が独自で開催し、自社の事業内容やビジョン、特徴や選考情報などをプレゼンするものになります。ですので、参加企業はもちろんその企業1社のみになり、参加学生も100人~500人といったところでしょうか。しかし、情報量は多く質疑応答の時間もしっかり取れるなど、内容の充実度は『合同説明会』よりも高いです。
合同説明会 | 会社説明会 | |
主催 | 就活情報サービス運営会社 | 当社 |
規模 | 参加企業:5~30社/参加学生:500~1000人 | 参加企業:当社/参加学生:100~500人 |
内容 | 会社概要/事業内容 | 会社概要/事業内容/選考情報/質疑応答 |
目的 | 就活の雰囲気を体感する
短時間で複数の企業の情報を集める |
企業に対しての理解を深める
同じ業界・企業を志望する友達を増やす |
企業説明会では企業の様々な情報が得られる!
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②インターンシップ
会社を知る上で最も有効な手段がこのインターンシップ。
インターンシップには有給・無給のもの、長期・短期のものなど様々で、インターンシップを実施していない企業もあります。
各インターンシップの違いやメリット・デメリットを解説した記事はこちら。
さらに詳しく
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インターンは意味ない?!大学生がインターンシップをするメリットとデメリットをまとめました
皆さんはインターンシップというものをご存知でしょうか? 特に春休みを目前に控え新たなスタートを切りたいと考えている学生のみなさんの中には、インターンを始めようか迷っている学生の方も多いのではないでしょ ...
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実際にインターンシップに参加するには、選考を受けなければならない場合もあります。
この際の選考は本選考と同じ対策をしなければなりません。具体的な対策方法は本選考対策とまとめて紹介していきます。
ここで皆さんもお気付きになったかもしれませんが、インターンシップで本選考と同じ選考をするということは、
インターンシップの選考が内定に向けた実質的な本選考になっている可能性が高いのです。
現に、インターンシップに参加した学生だけが参加できるイベントや社員との懇親会、本選考時の優遇など、
インターンシップに参加したことで内定にグッと近づいたという声をよく耳にします。
ですので、インターンシップにエントリーするときには本選考を受けるつもりで臨みましょう。
インターンシップに参加することで、本選考で有利になる!
③OBOG訪問
OBOG訪問とは、志望業界・企業に実際に勤めている大学の先輩などと直接会い、その仕事内容ややりがい、会社の雰囲気などを質問しまくることを指します。
最近ニュースでも報じられ、あまりいいイメージの無いOBOG訪問。
特に女子学生の皆さんは少し怖い印象をお持ちかもしれませんが、本来はとてもいい情報収集の場なんです。
それに今は、会社によっては個室での面談やアルコールのあるお店でのOBOG訪問は禁止され、
実際にOBOG訪問に来た学生の氏名と担当者の氏名・部署、会った日時や場所も全て報告することが義務付けられています。
なので、安心してOBOG訪問ができます。
実際にOBOG訪問で聞くのは、具体的な情報にしましょう。
ここでは、OBOG訪問での質問例とNGな質問を紹介していきます。
良い質問例
- 「初任給はいくらですか?」
- 「配属先の候補はどこですか?」
- 「選考フローはどんな感じですか?」
悪い質問例
- 「志望動機は何ですか?」
- 「やりがいはなんですか?」
- 「会社の人の雰囲気はどんな感じですか?」
いい質問というのは、だれに聞いても同じ答えが出てくるような質問です。
初任給なんて新卒一年目で同じ職種ならみんな同じだし、配属先の候補も誰に聞いても同じ答えが返ってきます。
一方、悪い質問というのは回答者によって答えが違う質問です。
志望動機や仕事のやりがいなんて言うのは人に拠りますし、
先輩のやりがいがあなたのやりがいになるとは限りませんよね。
なので、OBOG訪問ではなるべく客観的な情報引き出すよう心がけましょう。
OBOG訪問では、客観的な質問をする!
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【自己分析・業界分析】就活マッチング理論で就職活動のES・面接を構造的に解説します。
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エントリーしてみよう
業界・企業分析を行い、志望する企業を何社かリストアップしたら、いよいよ企業にエントリーしていきます。
企業にエントリーしてから内定を貰うまでの手順は以下の通りです。
step1:企業マイページを作る
どの企業も、就活生用のマイページというものがあり、そこで選考の情報やリマインドのメール、選考の合否連絡などを行っています。
マイページの作り方はインターネットで
「○○(企業)_新卒_マイページ」
で検索すると出てきます。
出てきたサイトに名前・生年月日・住所・電話番号・メールアドレス・大学名・学部学科などを入力し、マイページを作っていきます。
step2:エントリーシート(ES)を提出する
選考の最初の手順は、エントリーシート(ES)。
エントリーシート(Entry Sheet)とは、イベント等への参加を希望する者が、参加希望の意思や必要事項等を記載し、その主催者に対して提出する書類・応募用紙のことである。要するに「申込書」のこと。ESと略されることも多い。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』,『エントリーシート』
要するに、履歴書のようなものですね。
このエントリーシートをもとに面接が行われます。
エントリーシートの質問事項は様々ですが、メインは
- 学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
- 志望動機
- 自己PR
の3つです。
このステップは選考の一番最初のステップですが、このエントリーシートの質を左右するのが、自己分析です。
冒頭で、就活はマッチングである、そして、その決め手となるのが自己分析だということをお伝えしました。
なぜ自己分析をするのか?
それは、自分という人間をよく知り、企業選びの軸や自己PRポイントを認識するためです。
そしてエントリーシートというのは、自分に関することを聞かれるものです。
ということは、自己分析の質が上がればエントリーシートの質も向上し、それをもとに行われる面接も戦いやすくなるんです。
つまり、
良質な自己分析=良質なエントリーシート=優位的な面接=内定ゲット
というわけです。
いかがですか?自己分析の重要性、理解していただけましたでしょうか?
早い話、自己分析が完璧ならESも面接も通りやすくなり、内定が取れるようになるってことです。
よく、ES対策だとか面接対策だとかいいますが、ぶっちゃけ全て自己分析が命なんですよね。
自己分析次第で、エントリーシートの質が変わってくる!
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step3:適性検査を受験する
エントリーシートが合格したら(もしくはエントリーシートと合わせて)適性検査というものを受験します。
適性検査というのは、
学力テストと性格検査の2部構成になっていて、学力テストの内容は数学や国語などです。(商社や外資系企業は英語も課す)
適性検査の詳しい説明はこちらをご覧ください。
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特に重要なのは、学力テスト
性格診断などは対策のしようがないのでノウハウは特にありませんが、
学力テストはシンプルな"お勉強"なので、いくらでも対策が出来ます。
学力テストの種類は、どこで受験するかによって大きく2種類に分かれます。
学力検査の種類
- テストセンター型
- 自宅受験型
テストセンター型
テストセンター型とは、全国各地のテストセンターまで足を運んで受験するテストです。SPIやGAB/CABがあります。
SPIは、(株)リクルートキャリアが実施している学力・性格検査で、
能力検査(国語/数学)・英語・構造把握力検査・性格検査の4科目の中から必要な科目を選択して受験するものです。
受験会場は様々ですが、東京に集中しており、試験会場にあるPCを使って受験します。
SPIの特徴は、一度受けたテスト結果をすべての企業に提出することができるという点。
つまり、企業ごとに何回も受けなくてもいいんです。
一方で、一度受けたら前回のテスト結果が更新されてしまうのも大きな特徴の一つです。
なので、例え前回よりも手ごたえがない結果になっても、取り消しができないので注意しましょう。
(※近年Web版もリリースされ、自宅での受験も出来るようになりました。)
自宅受験型
自宅受験型とは、自前のPCを使って受験するWebテストで、玉手箱やTG-web、Web-CAB、Web-GABなどがあります。
玉手箱は、日本エイチ・エス・エル社(日本HSL社)が実施しているテストで、
自宅受験型のWebテストでは最大シェアを誇っているのも特徴です。
試験科目は計数(数学)、言語(国語)、英語、性格検査の4つで、
基本的には英語以外の全科目を受験する形になります。
TG-webは、ヒューマネージ社が実施しているテストで、
玉手箱と同じように計数(数学)、言語(国語)、英語、性格検査の4つの中から企業が指定したものを受験します。
Web-CAB/Web-GABは、テストセンター型のCAB/GABのWeb版で、最近自宅受験ができるようになったものです。
自宅受験型の特徴は、友達と協力して取り組めるということ。(僕も何度も友達に助けられました。)
勿論、企業としては一人でやることを前提としていますが、知ったこっちゃありません。
もはや、Webテストを一緒に受けるかどうかを確かめるテストなのではないかと思うほど強力プレイが有効です。
周りの天才たちをかき集めてチームプレイで乗り切りましょう!!
Webテストは友達と協力プレイができる!
step4:グループディスカッションに参加する
グループディスカッション(GD)とは、
あるお題に対して複数人で意見を出し合い取り組むという内容のもの。
文字通り、グループ(複数)でディスカッション(話し合い)するんです。
しかし、実際のグループディスカッションは写真のような和気あいあいとした雰囲気ではありません。
普段温厚そうな人まで、目の色を変えて我先にと言わんばかりに発言してきます。
そんな熾烈なグループディスカッションを勝ち抜くには、試験官に以下のポイントをアピールすることが大切です。
グルディスでアピールするポイント
①コミュニケーション能力
コミュニケーション能力という言葉は非常に抽象的ですが、ここでのコミュニケーション能力とは、相手の意見を遮らず最後まで聞き、それらを踏まえて自分の意見をしっかり主張できているかということです。
②地頭の良さ
これは、個の力としてどれだけスマートな思考ができるかどうかということ。意見の鋭さや要約の仕方、話題展開力などが見られています。
③リーダーシップ
ここでのリーダーシップとは、単にみんなを代表して発表したり、司会役をするということではありません。
①に関しては、議論の途中で発言が少ない人に意見を聞いてあげるといいでしょう。
②に関しては、議論における4つの役割を意識するといいです。
議論4役
Ⓐタイムキープ(時間管理)
Ⓑブレスト(意見出し)
Ⓒトークフレーム(議論の展開を組み立てる)
Ⓓ要約・板書
これらを意識し、
時間管理の意識が足りなければ補う、だれも議論の展開を考えていなければ次話し合うべきことを考えるなど、
議論がスムーズに進むために自分がどう動けばいい意識するとGOODです。
③に関して、GDにおけるリーダーシップを発揮するには、
- 場の全員がしっかりと話し合いに参加できているかどうかに配慮すること
- 議論において足りない部分を意識すること
が重要になってきます。
GDでは、①コミュ力②地頭③リーダーシップをアピールする!
具体的にGDでどんなテーマが出てくるかは、こちらをご覧ください。
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step5:面接をする
ESやWebテスト、GDなど数々の関門を潜り抜けた後にやってくるのが、就活最大の難関『面接』です。
面接の出来がそのまま内定に直結するといっていいほど重要な段階になってきます。
が、面接を突破すれば『内定』がすぐそこに用意されているのもまた事実です。
そして面接は、これまでのESやWebテストと違って、企業の人と実際にあって直接お話する初めての機会です。
だからこそ、万全を期して臨まなければなりません。
面接で気を付けるべき点は以下の2点です。
面接で気を付けるポイント
- 見た目
- 話すネタ
面接の注意点①見た目
前述の通り、面接ではあなたの雰囲気や風貌がそのまま伝わります。
だからこそ、髪型や服装、時計やバッグから、口臭、服の汚れなど体の隅々まで目を向けておきましょう。
面接前のビジュアルチェックはこちらを参考にしてください。
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メイクは女性の印象の決め手になる、最も大きなポイントです。 派手で軽そう、大人しくて誠実そう、知的でオトナな感じなど、メイク次第で相手に与える印象は変わってきます。 もちろん就活において濃いメイクはN ...
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面接の注意点②話すネタ
もはや言うまでもありませんが、面接ではあなたの言葉一つ一つが採用を左右します。
そんな超重要な面接を突破するには、
- ガクチカ
- 志望動機
- 自己PR
を完璧にしておく必要があります。
では、面接を突破するためには何をすればいいか?
ここまで記事を読んでいただいた方ならもうお分かりですよね?
そう、自己分析です。
面接対策=ES対策=自己分析なのです。
今まで突破してきたESやWebテスト、GDでの頑張りを無駄にしないためにも、
極限まで自分に対する理解を深めていってください。
身だしなみを整え、自己分析を完璧にして面接に臨もう!
さて、冒頭で、『就活=マッチング』ということをお伝えしましたが、
この面接というフェーズこそこの理論の進化が発揮される舞台なのです!!
では具体的に、どうこの就活マッチング理論を用いるのか。
その答えがここにあります。
『就活マッチング理論』の神髄を極めた最強面接テクニックを是非ご覧ください。
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おわりに
さてさて。
ここまで就活の流れと各段階で必要な対策や知識をご紹介してきました。
ザックリまとめるとこんな感じです。
説明会やOBOG訪問、Webテスト対策に面接・・・
就活って本当に忙しいんですよね。
だからこそ、段階別に必要な知識を集め、対策をしていく必要があるんです。
最後になりますが、就職活動は一生に一度のビッグイベントです。
ここでの結果が今後の人生を大きく左右します。
なので、是非とも全力でぶつかり、納得のいく結果を出してください。
陰ながら応援してます・・・。