豆知識 選考対策

【徹底解説】企業にウケる履歴書の書き方、教えます。

今やWebエントリーが主流になってきているものの、まだまだ一部の企業では履歴書の提出を義務付けています。

学生の中には、履歴書の書き方や細かいルールが分からない方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、履歴書のマナーや具体的な書き方をお伝えしていきます。

この記事を読んでほしい人

  • 就活用の履歴書を書いたことがない人
  • 自分の履歴書に自信がない人

 

この記事の内容

▷履歴書は『新卒用』を使い、『消せるボールペン』はNG

▷証明写真は縦4㎝×横3㎝のサイズで、髪型や服装に注意する

▷履歴書は西暦・和暦を統一し、記入欄ごとの注意事項に気を付ける

 

もくじ

どこで買える?

一般的には、コンビニやスーパーなど市販で買うことができます。

市販で売っているもののほとんどはJIS規格(日本工業規格)の履歴書です。

JIS規格とは、国家基準の一つです。これを使えば就活だけでなくアルバイトの申し込みなど様々な用途で使うことができます。

 

また、市販で売っているものの中には『新卒用』の履歴書もあります。

『新卒用』の履歴書は自己PR欄が大きく設けられているので、学生時代の活動など企業にアピールしたい事柄を十分に記入することができるので、就活生には特におすすめです。

 

更に、大学で売っている履歴書もあります。

大学で販売されているものも『新卒用履歴書』と同様に自己PR欄が大きいので、就活で使う履歴書としてはおすすめです。

 

基本的に履歴書に記入する事項はどの履歴書を使っても大きく変化することはありませんが、自分の記入したい事項の欄が広くとられているものを使うのがベストです。

 

私が実際に使っていたのはこちらの『マルアイ 採用履歴書 A4 10セット リ-A4Sx10P』

A4見開きで自己PR欄や志望動機欄が大きく、封筒や写真貼り付け用シールも同封されているので、これ一つで履歴書を準備することができます。

履歴書の形式に特にこだわりがない方は是非こちらを使ってみてください。

 

写真は?

写真は、原則として写真館で撮影するようにしましょう。

 

理由は2つあって、1つ目は見栄えのいい写真を撮影することができるからです。

履歴書の写真は、唯一あなた自身を視覚的に判断できる部分です。この部分を見栄えよくしておくことで履歴書上でのあなたの印象も大きく変わってきます。

 

2つ目の理由は焼き増しができるということ。

就活で必要になる写真の数は未知数です。なので、上質な写真を自由に焼き増しできるようにしておくことで、急な履歴書の提出にも対応できます。

 

写真を撮る際に気を付けりポイントは以下の5点です。

 

① サイズは縦4㎝×横3㎝

② 無帽・カメラ目線

③ 撮影から3カ月以内

④ 背景色は白または水色

⑤ リクルートスーツ着用

⑥-1 整髪料などで清潔感のある髪型に(男性)

⑥-2 メイクは控えめに、長い髪は後ろでまとめる(女性)

⑦ 過度な補正はしない

 

上記の注意事項は必須条件です。

完成した写真を確認する際に、チェックしてみてください。

 

使用するペンは?

使用するペンは、黒インクで0.5mmの油性ボールペンを使うといいです。

 

最近はフリクションなどの消せるボールペンなども流通していますが、履歴書ではNGです。

履歴書は、れっきとした正式な書類です。

あなたの名前や住所など重要な情報が消えてしまっては元も子もありません。

なので、消せるボールペンは厳禁です。

 

特にこだわりがなければ、三菱鉛筆の油性ボールペン『ジェットストリーム0.5』がおすすめです。

このボールペンは、滑らかな書き心地で持ち手のグリップも汗を吸収してくれるので、非常に書きやすいです。

 

書き方

社会の窓編集部
ここからは、具体的な履歴書の書き方を解説していきます。記入欄ごとに説明していくので、書きながら読み進めてくださいね!

基本情報欄

日付

面接にもっていく場合は面接当日の日付を、郵送の場合は投函日の日付をそれぞれ記入しましょう。

○○年に関しては、履歴書全体で統一されていれば西暦・和暦どちらでも構いません。

住所

住所は都道府県から始め、マンション名まで略さず正確に記入しましょう。

詳細な住所は、『〇丁目△△番◇◇号』の書き方で記入しましょう。

メールアドレス

企業からの添付ファイルの送信なども考慮して、PC用メールアドレスを記入しましょう。

メールアドレスでは「g」と「q」、「p」と「b」など判別がしづらい文字ははっきりと正確に記入するとGOODです。

押印欄

履歴書に押印欄がある場合は、押印が必要です。

 

学歴・職歴欄

学歴欄は、中学卒業(義務教育修了)時から記入します。

「高校」は「高等学校」と記入するなど、学校名は省略せず、正式名称で記入しましょう。

最終学歴は、在学中の大学の卒業見込みまでです。

 

アルバイトは職歴に含まれないため、職歴欄は「なし」と記入します。

 

免許・資格欄

資格欄は、正式名称で記入し、取得年月も記載します。

勉強中でも可です。

 

注意すべきは、持っていても書かない方がいい資格もあるということ。

例えば英検3級やTOEIC600点などはアピールポイントにはならないので、控えましょう。

 

大学生が迷うのが、「普通自動車第一種免許」。

結論から言うと、他に特筆すべき資格・免許などがなければ、記入して良いでしょう。

「普通自動車第一種免許 ○○年△△月取得」程度で記入しておきましょう。

 

特技・趣味欄

趣味・特技に関しては、いつから、どれくらいのペースで、どれくらいのレベルでやっているのかを記入しましょう。

面接時の雑談の話題になることもあるので、ウソは禁物です。

 

志望動機欄

志望動機を記入する際のコツは、

  1. 業界に興味を持った背景
  2. 応募企業でなければならない理由

を明記すること。もちろん、『結論ファースト』であることも重要です。

 

例えばこんな感じ。

 

私が貴社を志望する理由は、総合商社業界において業界を引っ張るリーディングカンパニーであること、そして常に成長を求められる社風が魅力的であったことです。私が総合商社業界に興味を持ったのは、幼少期の海外生活と高校からの日本の生活をともに経験し、その文化や流通するサービスの違いに面白みを感じ、グローバルな働き方を実現したいと感じたからです。そこで当業界に携わる方々に話を聞く中で、貴社は総合商社業界をけん引する人材力と拠点数、ノウハウを持っているということ、そして常に成長を求められるシビアな環境であることを知り、貴社に入りたいと考えるようになりました。

 

自己PR欄

履歴書の記入欄の中で最も難しいのが自己PRです。

 

分かりやすく書くコツは、端的に大きく自己PRポイントを掲げ、下部にその根拠となる具体的なエピソードを記入することです。

いわゆる「結論ファースト」という手法で、伝えたい事柄を端的に分かりやすく冒頭で伝え、その論拠を後半で述べていくことで分かりやすい構成になります。例えば以下のような形です。

 

長所:結果を出せるリーダーシップ

私は、学生時代に所属していたテニスサークルで代表を務めていました。私が代表に就任するまでの当サークルは、練習日や練習メニュー、試合日程が決まっておらず、いざ試合をしても勝てない弱小チームでした。その体質に問題意識を持った私は、代表就任後、所属サークル員と個別で話し合いながら練習日の取り決めや練習メニューの構築、試合日程のスケジュールなどを決めていき、3割弱だった勝率を5割程度にまで上げることに成功しました。こうしたリーダーシップは、結果を出す組織作りに生かせると考えています。

 

本人希望記入欄

基本的には、「貴社規定に従います。」と記載しましょう。

 

本人希望記入欄は、原則として勤務条件などを記入しますが、就業経験のない学生は謙虚な姿勢が求められるので、上記のような記述が望ましいです。

 

大学で販売されている履歴書を使う場合

研究・専攻欄

研究・専攻欄に関しては、なぜそのテーマを選んだんか、具体的に何を学んだのかを中心に記載しましょう。

更に、学んだことがどう活きているのか、もしくはどう活かしていきたいかまで書けるとGOODです。

 

学業以外の取り組み

学業以外の取り組みでは、サークルや部活、インターンシップ活動やボランティア活動などを記入します。

自己PRや志望動機につながる大事な部分なので、正確に記入しましょう。

 

具体的に記入する内容は、

  • 活動内容と自身の役割
  • 苦労したポイント
  • どう乗り越えたか
  • 何を学んだか
  • 今の自分にどう活きているか

です。学業以外の取り組み欄が狭い場合は、活動内容と自身の役割のみを詳細に記入してください。

 

 

まとめ

履歴書は、企業の選考ルートの第一段階です。

このステップでつまづくか、上手に自分をアピールするかで、選考をスムーズに進められるかどうかの分かれ目になってきます。

 

それと同時に、企業の担当者は履歴書を通して、あなたの身分や経験と同時に、ちゃんとしたマナーを身に付けているかというポイントも見ています。

 

それほどに履歴書は重要なポイントになってくるので、ルールに則って分かりやすい履歴書づくりを心がけましょう。

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ケムリん@社会の窓編集長

「就活生を一歩上へ押し上げる」がコンセプトの就活メディア『社会の窓』の中の人。就活相談についてはTwitterのDMで承っています。好きな言葉は『分析』と『効率化』。独自の切り口と独特の視点のコンテンツを取り揃えています。 『オンリーワンの情報でナンバーワンの成果を勝ち取れ』

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