就活において、最難関に位置付けられる企業の1つが、
マッキンゼー・アンド・カンパニー。
新卒として入社できるのは数十名程度で、選考も非常に難しいものになっていますが、
コンサルとして世界の最先端を行くマッキンゼーを志望する学生はとても多いのが現状です。
そんなあなたの為に、今回はマッキンゼー・アンド・カンパニーのアレコレや選考対策についてまとめてみました。
もくじ
マッキンゼーってどんな会社?
マッキンゼー日本支社は、上場企業をはじめとして、非公開企業、政府機関にもコンサルティングサービスを提供しています。私たちは、日本の将来の成長を担う自動車、ハイテク、金融、医薬品といった産業を中心に、グローバル体制を反映したプロジェクトチームによって、戦略立案やサプライチェーンマネジメントなどに幅広い知見を提供しています。
マッキンゼー・アンド・カンパニーは国内外の企業に対してコンサルティングサービスを提供している会社で、
戦略コンサルティングファームのビッグ3に名を連ねる超有名・超難関企業です。
1926年にシカゴ大学の教授であるジェームズ・O・マッキンゼーによって設立されたこのマッキンゼー・アンド・カンパニーは、
全世界65か国以上・130都市以上の拠点を持ち、約27000人の社員を抱えています。
今も世界のコンサル業界の先頭を走り続ける、リーディングカンパニーです。
マッキンゼーは激務??
就活生の間ではこんな噂が広がっていますが、実際のところどうなのでしょうか。
というわけで、実際に社員の口コミをもとに、検証してみました。
引用元:openwork
男性
仕事では考えられないくらいの激務、女性でも容赦ないために肌荒れや体調不良で長く続けられないという人が多い。体力的についていけても、常にハードワークをするのが当たり前、プライベートなどは二の次というマインドが蔓延しているため、精神的にバランスを崩して辞めていく人が多い。私の場合は単純に仕事を変えたかったからだが、働きながら次の職を探すのは相当に苦労した。
女性
他の仕事に比べて長時間労働なのは事実です。とはいえ、チームで働くので、チームの人と事前に合意しておけば、フレキシブルに休めたりする一面もあるかと思います。
やはり、マッキンゼーのワークスタイルは"激務"であるということが出来ますね。
コンサルBig3のような超一流企業ともなると、プライベートも仕事に捧げるくらいの覚悟が必要な様子です。
しかし、この激務を通して学べること・得られることもたくさんあるようで、
退職後にマッキンゼーで得た知識を活かして起業したり、転職先で役員職に就くなどといった華々しいキャリアを積んでいる人も多いようです。
マッキンゼーの年収は??
続いて、実は就活生が一番気にしている年収に関して。
外資コンサルは平均年収が高い業界として有名ですが、
実際はどの程度の年収なのか、実際に調べてみました。
引用元:外資就活ドットコム
マッキンゼーの年収(推定)
役職名 | 給与(推定) |
ビジネスアナリスト | 800万円~1,000万円 |
アソシエイト | 1,000万円~1,500万円 |
エンゲージマネージャー | 1,500万円~2,000万円 |
アソシエイトパートナー | 2,000万円~3,000万円~ |
パートナー | 5,000万円~ |
この表からも分かる通り、マッキンゼーでは最低でも800万円程度の年収が貰えるようです。
初任給は700万円。これまた高水準ですよね。
やはり長時間働く分もらえるお金も大きくなるのではないでしょうか。
ただ、激務過ぎてお金を遣う機会があまりないので、
若いうちからマッキンゼーに入社すれば30代で莫大な貯金になっているかもしれません。
マッキンゼーに向いてる人
上記のような情報を踏まえた上で、
マッキンゼーに向いている人としてはこのような特徴が当てはまります。
マッキンゼーに向いている人
- 論理的思考に長け、物事を正確かつスピーディに理解できる人
- 自分の考えを簡潔にまとめ、分かりやすく伝えられる人
- 日々の激務に耐えられる人
マッキンゼーだけでなく、戦略コンサルに必要な要素で最も重要なものは、論理的思考力です。
会社の現状を理解し、今後の経営方針やM&Aに関するアドバイスなどをするには、多角的な視点から論理的に考え、最も確からしい答えを提示しなければなりません。
更に、戦略コンサルは数ある業界の中でも激務度は最高クラス。
少なくとも20代は仕事に捧げる、くらいのつもりで入社しないと続かないでしょう。
そうした覚悟も必要になってきます。
マッキンゼーの選考フロー
では実際に、マッキンゼーではどのような選考が行われるのでしょうか。
マッキンゼーの新卒採用の選考フローは以下の5ステップです。
引用元:外資就活ドットコム
step
1適性検査
マッキンゼーオリジナルのテスト。内容は、言語と計数の問題。
step
2エントリーシート
志望動機やキャリア目標など。
step
3ケース面接①
自己紹介の後、ケース問題を行う。
step
4ケース面接②
①と同様に、自己紹介など軽いアイスブレイクがあった後にケース問題に取り組む。
step
5インターン
3日間のインターンシップ。ロジカルシンキングなどの研修を行ったうち、グループワークを行う。
さすがコンサルBig3。
どのステップもハードなものになっています。
では、具体的にどのような対策をしていけばいいのでしょうか。
次の項目で詳しくご説明します。
選考フローごとの対策
適性検査
適性検査は、「言語」と「計数」が例年の傾向のようです。
「言語」に関しては、GMATの言語能力テストの日本語版のような問題が出題されます。
GMATとは
GMATの対策としては、こちらの問題集を使うのがベストです。
この問題集は、GMATの問題を豊富に収録していて、解答解説も非常に丁寧なので、この一冊で網羅的に対策することが出来ます。
次に計数ですが、就活における「計数」のテストは、「判断推理」と呼ばれるものに当たります。
判断推理とは
クイズやパズルのような問題形式で、ぼぼ問題パターンが決まっており、それぞれの問題に対して解法パターンがあります。
いわゆる『噓つき問題』だとか『立体問題』などですね。
こうした判断推理の対策本としては、こちらの問題集がベストです。
この問題集は、判断推理の出題パターンごとに問題が収録されていて、
体系的に解法を学ぶことが出来ます。
この一冊さえあれば、マッキンゼーだけでなくコンサルの計数問題、ひいては就活におけるテスト全ての対策になるので、
難関企業を志望する就活生は絶対に持っておくべき一冊です。
エントリーシート
エントリーシートでは、志望動機や卒業後のキャリアプランなどを問われることが多いです。
こうした問いにしっかりと答えるには、自己分析を丁寧にすることが必要不可欠です。
エントリーの前にまずは自己分析を済ませ、万全の態勢でエントリーシートに臨みましょう。
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ケース面接
コンサルや外資系金融で出題されるこのケース面接。
具体的にどのような面接なのでしょうか。
ケース面接は、フェルミ推定の応用とも言われており、すぐに答えの出せない質問を出題することで、妥当と思われる仮説を立てながら、質問の回答を論理的に導き出す面接のことです。立てた仮説が妥当であるか、論理が飛躍していないか、質問の本質から外れていないか、などが判断できます。
例えば、
「田舎のカフェの売上を上げるためにはどのような施策が有効であるか?」
といったような問題ですね。
こうした問いに対して、論理的かつスピーディに答えを導きだしていくのがケース面接です。
ケース面接の対策は、この一冊が役立ちます。
この問題集は、何十種類ものケース問題を収録しており、
巻末にはケース面接で使えるフレームワークなどもまとまっています。
コンサル・外銀志望の学生の多くがこの問題集を使って対策しているので、信頼できる一冊です。
また、フェルミ推定には同シリーズのこちらを使ってみてください。
こちらの問題集は、フェルミ推定のパターンごとに解法を学べるので、頭で整理しながら勉強することが出来ます。
合わせて持っておくと安心できる一冊です。
インターンシップ
マッキンゼーのインターンシップでは、グループワークがメインになります。
グループワークでは、より複雑なケース問題を複数人で取り組みます。
グループワークの対策には、2つの対策をする必要があります。
- ケース問題の対策
- グループディスカッションの対策
1.ケース問題の対策は、前述のような問題集で行うことが出来ますが、
2.グループディスカッションの対策は問題集ではできないので、
周囲の友人などを誘って複数人でケース問題に取り組んでみたり、
就活イベントなどでグルディス対策講座に参加するなどして、事前にある程度経験を積んでおきましょう。
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まとめ
今回は、マッキンゼー・アンド・カンパニーの基本情報や選考対策に関してまとめてみました。
就活において最難関に位置付けられるマッキンゼーの内定を勝ち取るには、
入念なリサーチと十分な対策が必要になってきます。
みなさんも、この記事で紹介した問題集や対策法で、万全を期して臨みましょう!